【2019年1月更新】石田流の基礎知識、定跡まとめ

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石田流の基礎知識、定跡をまとめました。詳細記事へのリンクも載せています。

なお、ノーマル三間飛車については「ノーマル三間飛車の基礎知識、定跡まとめ」を、奇襲戦法&特殊な三間飛車については「奇襲戦法&特殊な三間飛車の基礎知識、定跡まとめ」を参照ください。

 

角道クローズ型

石田流本組み

【参考図は31手目▲5八金左まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v銀v角 ・|二
| ・ ・v歩v銀v歩v歩 ・v王 ・|三
|v歩v飛 ・v歩 ・ ・v歩v歩v歩|四
| ・v歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 飛 歩 ・ ・ ・ ・ 歩|六
| 角 歩 桂 銀 歩 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ 金 ・ 銀 王 ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=31  ▲5八金左まで

石田流三間飛車とは、7六に飛車を浮いた三間飛車の陣形のことを指します。

そのうち石田流本組みとは、角交換がない、▲9七角・▲7七桂型の石田流です。囲いには特に規定はありませんが、バランスを考慮し美濃囲いにするのが一般的です。これは石田流すべての形に対していえます。

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立石式石田流(立石流四間飛車)

【参考図は47手目▲5八銀まで】
後手の持駒:角 
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・v金v王 ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v銀v金 ・ ・ ・|三
| ・v飛 ・ ・v歩v歩v銀v歩v歩|四
| ・v歩 歩 歩 ・ ・v歩 ・ ・|五
| ・ ・ 飛 ・ 歩 ・ ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 桂 ・ ・ 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ 金 ・ 銀 ・ 銀 王 ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 
手数=47 ▲5八銀まで

アマチュア強豪の立石勝己氏が編み出した石田流構想です。

一般的には「立石流四間飛車」と呼ばれていますが、「真・石田伝説」(マイナビ将棋文庫)にて、「立石式石田流」という呼び名で紹介されています。

7筋だけでなく6筋の位も取った、大胆な布陣の石田流です。

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楠本式石田流

【参考図は▲1八玉まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v桂 ・ ・v金v金 ・v桂v王|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v香|二
|v香 ・v歩v歩v銀 ・v角v歩v歩|三
|v歩v飛 ・ ・v歩v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 飛 ・ 銀 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 角 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 銀 ・ 王|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=0 ▲1八玉まで

アマチュア強豪の楠本誠二氏が発案した石田流構想です。

角を7七〜5九〜3七と移動して、B面攻撃を狙います。また、端歩は突かずに▲1八玉型にします。

あらかじめ戦場から逃げておく、ということと、将来的に馬を作ってその馬を2八に引き返すスペースを作っておく、という遠大な構想です。

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宮本流

【参考図は35手目▲2五桂まで】
後手の持駒:歩 
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・v金 ・v銀v王 ・|二
| ・ ・v歩v銀 ・v歩v角 ・ ・|三
|v歩 ・ ・v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 歩 ・ ・ ・ ・ 桂 ・|五
| ・ ・ 飛 歩 銀 ・ ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 角 ・ 歩 歩 歩 ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ 金 ・ 銀 ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 王 ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=35 ▲2五桂まで

先手石田流▲7七角型 対 後手左美濃の戦いにおいて、左美濃に対して序盤早々玉頭攻めを狙っていく戦術です。

2014年11月に行われた第73期順位戦C級2組で、宮本広志五段が永瀬拓矢六段戦で初披露したことから、宮本流と呼ばれています。

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角道オープン型

升田式石田流

【参考図は23手目▲7七銀まで】
後手の持駒:角 
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・v銀v王 ・ ・|二
|v歩 ・v歩v銀v歩v歩 ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ 銀 王 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 
手数=23 ▲7七銀まで

升田幸三実力制第4代名人が編み出した、攻め重視の石田流の布陣です。

角交換型で、▲7八金型であることが一番の特徴です。角交換をして浮き飛車にすると、必然的に左辺下部が薄くなり角打ちに非常に弱くなるため、バランス重視で▲7八金型をとることになります。

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新・石田流

【参考図は7手目▲7四歩まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v王v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 王 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=7 ▲7四歩まで

鈴木大介九段が考案した7手目▲7四歩からの一連の新構想に付けられた呼び名です。

第32回(2005年)升田幸三賞に輝きました。

△7四同歩▲同飛に、△8八角成▲同飛△6五角、という切り返しが見えますが、▲5六角と合わせれば先手が十分に戦えます。

他にもいろいろな後手のカウンター手段がありますが、どの変化も先手十分に対応できると考えられています。

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久保流急戦(久保新手▲7五飛)

【参考図は11手目▲7五飛まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v王v金v銀v桂v香|一
| ・v飛v金v銀 ・ ・ ・v角 ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 ・ ・ ・ 王 ・ ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=11 ▲7五飛まで

2009年に行われた第34期棋王戦五番勝負第2局、▲久保利明八段 対 佐藤康光棋王(段位は当時)戦で、久保八段が披露した新手▲7五飛、およびその後の一連の構想に付けられた呼び名です。

この新手で、久保八段は第36回升田幸三賞を受賞しました。

角交換後に▲7七桂〜▲8五飛で飛車交換をせまるなど、中段飛車で暴れ回るのが狙いのひとつです。

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3・4・3戦法

【参考図は6手目△4二飛まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v王v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・v角 ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 ・ 王 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=6 △4二飛まで

「島ノート 振り飛車編」(島 朗九段 著)で紹介されている、石田流の一種です。

後手番で石田流に組むための構想です。

△3五歩と突いたあと、角交換後の▲6五角を食らわないよう△3二飛とせず△4二飛と途中下車し、玉を7二まで移動してから△3二飛とします。

最初の「3」は△3五歩、続く「4」は△4二飛、最後の「3」は△3二飛を意味しています。

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4→3戦法

【参考図は10手目△3二飛まで】
後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・v王 ・ ・ ・v飛v角 ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 王 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=10 △3二飛まで

3・4・3戦法に影響を受けた戸辺誠七段が発案した新手・新戦法です。

3・4・3戦法と同じく、「後手番で石田流を目指す」という発想から生まれた戦法で、序盤の乱戦をできるだけ避け、より安定感を高めています。

△3五歩を省略しているのが特徴です。そのため最初の「3」がありません。「4」は△4二飛、「3」は△3二飛を意味しています。

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居飛車側の石田流対策

棒金戦法

【参考図は△8四金まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・v銀v王v角 ・|二
| ・ ・v歩v銀v歩v歩 ・v歩 ・|三
|v歩v金 ・v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 飛 歩 ・ ・ ・ ・ 歩|六
| 角 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ 金 ・ 銀 王 ・|八
| 香 ・ 銀 ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=0 △8四金まで

主に石田流対策で用いられる、金銀による押さえ込み作戦です。

数ある振り飛車戦法の中で石田流は、浮き飛車にして金銀よりも前線に飛車を配置する、特殊な作戦です。

ならばその飛車を狙って金銀を盛り上げて押さえ込んでしまおう、というのが棒金の狙いとなります。

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山本流石田封じ

【参考図は8手目△6二飛まで】
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・v飛 ・v王 ・v角 ・|二
|v歩v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・v歩 ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 角 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 銀 金 王 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=8 △6二飛まで

山本真也六段が考案した、石田流封じの後手番急戦右四間飛車です。

右銀を上がる前に飛車を6筋に回るのが最大の特徴です。

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