石田流のひとくちメモ

バランスのとれた、美しい布陣で勝負!

奇襲戦法の基礎知識 ▲7七飛戦法とは

「▲7七飛戦法」とは、先手三間飛車に対して後手が真っ先に飛車先の歩を伸ばしてきたときに、▲7七飛と浮いて飛車先を受ける戦術です。門倉啓太五段は「無理やり早石田」と名付けています。狙いは、一手損してでも石田流に組むことです。

Hefeweizen、振り飛車党に転向?して将棋倶楽部24に参戦中

2018年5月に行われた第28回コンピュータ世界コンピュータ将棋選手権(WCSC28)で優勝した、Hefeweizen。ドイツ南部の酵母入りビールで、濁った白ビールだそうです。このHefeweizenがWCSC28で優勝して以降、異なるスペックだそうですが将棋倶楽部24に参戦し…

VS右四間の基礎知識 山本流石田封じとは

「山本流石田封じ」とは、山本真也六段が考案した、石田流封じの後手番急戦右四間飛車です。右銀を上がる前に飛車を6筋に回るのが最大の特徴です。石田流が成立するかしないかの結論は出ていないので、本当に封じ込めているかどうかは正確にはわかっていま…

VS右四間 華麗なるさばきの手筋

▲Super megutan六段VS△某六段戦より。先手石田流VS後手右四間飛車△7二金型。石田流といっても、対右四間急戦の場合は飛車を浮く余裕はなく、本譜のように▲7八飛のまま戦いが始まるのが一般的です。級位者クラスの対戦だと、居飛車が一方的に攻め込んで圧勝…

石田流VS△1四歩型、切り札はまさかの雁木?

2018年8月21日に発売することが決まった、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」。△1四歩に▲1六歩とお付き合いした場合の相振り飛車の展開、△1四歩に構わず直ちに飛車を振った場合の対抗形の展開・・・。その中身は気になるところです。そこで、AmazonのK…

木村一基九段、袖飛車で中村修九段の石田流に勝利 叡王戦

棒金に並ぶ対石田流の急戦策 第4期叡王戦の段位別予選、▲中村修九段 対 △木村一基九段戦。 本局の棋譜と動画解説は、叡王戦のWebサイトで観ることができます(2018年8月時点)。 www.eiou.jp 中村修九段は過去に王将のタイトルを2度獲得した古豪で、その…

久保利明王将、石田流で増田康宏六段の玉頭位取りに勝利し準決勝進出 竜王戦

王将 VS 勢いに乗る東の天才 第31期竜王戦決勝トーナメント準々決勝、▲久保利明王将 対 △増田康宏六段戦。 本局の棋譜と詳しい解説は、竜王戦中継サイトで観ることができます(2018年7月時点)。 live.shogi.or.jp 増田六段は、決勝トーナメントの自身初戦…

石田流の基礎知識 棒金戦法とは

棒金戦法とは、主に石田流三間飛車対策で用いられる、金銀による押さえ込み作戦です(第1図)。数ある振り飛車戦法の中で石田流は、浮き飛車にして金銀よりも前線に飛車を配置する、特殊な作戦です。ならばその飛車を狙って金銀を盛り上げて押さえ込んでし…

藤井猛竜王の3・4・3戦法破り 竜王戦

1999年、第12期竜王戦七番勝負第3局、▲鈴木大介六段 対 △藤井猛竜王戦より(段位は当時)。3・4・3戦法の序盤戦です(第1図)。普通は振り飛車側が後手ですが、本局では鈴木六段が先手番で採用しており、▲1六歩が入っています。

石田流党必見「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」発売予定

来月(2018年8月)、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」が発売されることがわかりました。著者は村田顕弘六段。過去に「アマの知らない マル秘定跡」や「先手中飛車 最強の証明 ―主要5戦型徹底分析―」、「現代横歩取りのすべて」などの著書があり、数多…

三間飛車戦法とは

「三間飛車戦法」とは、飛車を居飛車の位置から左辺に振って戦う振り飛車戦法のうちのひとつです。先手なら7筋、後手なら3筋に飛車を振ります。数字が小さいほうがわかりやすいからでしょうか、「七間飛車」とは呼ばれず、後手番のときの筋をとって「三間…

【2018年6月版】奇襲戦法&特殊な三間飛車&三間飛車破りの棋書、定跡書まとめ

鬼殺しをはじめとする奇襲三間飛車、2手目△3二飛戦法などの特殊な三間飛車、そして三間飛車破り(石田流破り、奇襲戦法破りも含みます)の棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、奇襲三間飛車/特殊な三間飛車/三間飛車破りごと…

都成竜馬五段、後手番石田流で渡辺明棋王に勝利 東西人間将棋

2018年5月27日に行われた、「天下分け目の関ヶ原」東西人間将棋、▲渡辺明棋王 対 △都成竜馬五段戦。人間将棋は、盤を模した壮大なフィールドの上で人が駒になり、指し手のたびに対象の駒(人)が移動しながら対局を進める、スケールの大きな将棋です。

杉本和陽四段、石田流で斎藤慎太郎七段に惜敗 NHK杯

第68回NHK杯1回戦、▲杉本和陽四段 対 △斎藤慎太郎七段戦。先手番となった杉本四段は、予想通りノーマル三間飛車を採用。そして後手・斎藤七段の居飛車穴熊に対し、▲5六銀の揺さぶりをかけました(第1図)。

WCSC28 振り飛車党・HoneyWaffle、三間飛車を多用し8位に【決勝編】

本記事では、決勝リーグにおけるHoneyWaffleの対局を振り返ります。二次予選では、対戦相手の角頭歩戦法や居飛車誘導作戦などの変化球がありましたが、決勝リーグでは結果的にすべて真っ向勝負といえる序盤戦でした。

WCSC28 振り飛車党・HoneyWaffle、三間飛車を多用し8位に【二次予選編】

第28回世界コンピュータ将棋選手権にて、初出場のHefeweizenが並み居る強豪を押し退け優勝しました。Hefeweizenをはじめ、ほとんど全てのコンピュータ将棋ソフトが居飛車党でした。一方で、振り飛車にこだわり続けたソフトがあります。それがHoneyWaffleです…

【2018年8月更新】石田流三間飛車の棋書、定跡書まとめ

初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩とする石田流に関連する棋書、定跡書をまとめました。石田流の棋書は、先手中飛車(初手▲5六歩)やゴキゲン中飛車、角交換振り飛車とあわせて解説されている棋書も多いですが、これらについては石田流の割合が約半分以上を占…

【2018年9月更新】ノーマル三間飛車の棋書、定跡書まとめ

序盤早々に▲6六歩(後手番ならば△4四歩)と角道を止める三間飛車、いわゆるノーマル三間飛車に関連する棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、新しいものから順に載せています。合本版や文庫版、更新版がある棋書については、最…

石田流の基礎知識 久保流急戦(久保新手▲7五飛)とは

久保流急戦とは、2009年に行われた第34期棋王戦五番勝負第2局、▲久保利明八段 対 佐藤康光棋王(段位は当時)戦で、久保八段が披露した新手▲7五飛(第1図)、およびその後の一連の構想です。この新手で、久保八段は第36回升田幸三賞を受賞しました。

藤井聡太五段、南芳一九段の石田流に大逆転勝利 王将戦

第68期王将戦、南芳一九段 対 藤井聡太五段戦。南九段はタイトルを7期獲得した実績のある古豪です。本局は南九段のノーマル三間飛車+美濃囲いに対し、藤井五段は居飛車穴熊を選択(第1図)。それを見て南九段は角を6八へ引いて石田流へ(第2図)。

奇襲戦法の基礎知識 早石田とは

早石田とは、石田流のオープニングから▲4八玉と上がった直後に▲7四歩(第1図)と速攻を仕掛けていく戦法です。意外性、決まったときの破壊力、そして相手に正しく応対されると不利になるという特徴から、奇襲戦法に分類されています。

NHK将棋フォーカス 2月のテーマは石田流三間飛車

2017年10月に始まり2018年3月まで続くNHK将棋フォーカス内の将棋講座、「カズトシ流 主導権をにぎる振り飛車」(講師は佐藤和俊六段、聞き手は室谷由紀女流二段)。2018年2月のテーマは、「豪快にさばく!石田流三間飛車」です。NHK将棋講座テキストも発売…

菅井竜也王位、「中飛車すがいたち」で石田流に連勝し2次予選突破 朝日杯将棋オープン戦

第11回朝日杯将棋オープン戦2次予選にて、菅井竜也王位が初戦で山崎隆之八段に、続く2戦目で豊島将之八段に勝利し、本戦トーナメントへの進出を決めました。初戦の山崎八段戦で、先手番となった菅井王位は初手▲5六歩から中飛車を採用。対する山崎八段は、…

【2017年12月版】将棋ウォーズの三間飛車党トップ3まとめ

スマートフォン、タブレット、PCブラウザなどから、1日3局まで無料で手軽に対局を楽しめる将棋アプリ、将棋ウォーズ。各個人で一番の得意囲いと得意戦法は、マイページから確認することができます。また、将棋ウォーズ全体での囲い別、戦法別の獲得段位ラ…

石田流の基礎知識 4→3戦法とは

4→3戦法とは、3・4・3戦法に影響を受けた戸辺誠七段が発案した新手・新戦法です。3・4・3戦法と同じく、「後手番で石田流を目指す」という発想から生まれた戦法で、序盤の乱戦をできるだけ避け、より安定感を高めています。

VS棒金・定跡外しの▲7七角型石田流

「定跡外伝」 や 「島ノート 振り飛車編」(島朗九段 著) でしっかり紹介されたため、もはや完全に定跡が整備された感のある石田流VS棒金。第1図は島ノート141ページあたりとほぼ同一局面です。第1図以下、本の通りにお互い指すのが正着なのでしょうが、…

石田流の基礎知識 楠本式石田流とは

楠本式石田流とは、アマ強豪の楠本誠二氏が発案した石田流です。組み上がるまでに手数がかかるので、対居飛車穴熊専用の布陣といえるでしょう。ポイントは以下の2点。B面攻撃、端玉。ここでいう「B面攻撃」とは、角の攻撃対象のことを指しています。普通石…

将棋情報局にて、佐藤康光九段と鈴木大介九段の対談「石田流の現在と未来」公開中

将棋情報局にて、佐藤康光九段と鈴木大介九段(当時八段)のトップ棋士対談「石田流の現在と未来」の一部が公開されています。この記事は、将棋世界2017年3月号の特集「いま石田流がアツい!」の中の記事の1つです。

順位戦 鈴木大介九段、ノーマル三間飛車からの石田流で中村太地王座に勝利

第76期順位戦B級2組、▲中村太地王座 対 △鈴木大介九段戦。先月王座のタイトルを獲得し、ノリに乗っている中村王座の居飛車に対し、鈴木九段はノーマル三間飛車を採用(第1図)。ここから中村王座が居飛車穴熊を目指したのに対し、それを阻止することなく…

石田流 対 棒金 柔軟な角の移動

▲土居文雄氏 対 △吉田義雄氏戦より。吉田義雄氏は県(府)代表経験が何度もある強豪です。この対局の棋譜は正棋会ホームページからいただきました。このホームページではアマ強豪の棋譜が数多く公開されていて、とても優秀です。