VS三歩突き捨て型急戦 ハマり形からの大逆転

▲o.kantaro七段VS△某六段戦より。先手三間飛車VS後手三歩突き捨て型急戦(第1図)。「三歩突き捨て型」と聞いてもピンとくる方はほとんどいないと思いますが、1988年発売の名著「三間飛車ガイド」(武者野勝巳七段監修)や「先手三間飛車破り」(青野照市九…

石田流の基礎知識 棒金戦法とは

棒金戦法とは、主に石田流三間飛車対策で用いられる、金銀による押さえ込み作戦です(第1図)。数ある振り飛車戦法の中で石田流は、浮き飛車にして金銀よりも前線に飛車を配置する、特殊な作戦です。ならばその飛車を狙って金銀を盛り上げて押さえ込んでし…

竜王戦 藤井猛竜王の3・4・3戦法破り

1999年、第12期竜王戦七番勝負第3局、▲鈴木大介六段 対 △藤井猛竜王戦より(段位は当時)。3・4・3戦法の序盤戦です(第1図)。普通は振り飛車側が後手ですが、本局では鈴木六段が先手番で採用しており、▲1六歩が入っています。

【7月18日更新:セール終了】Kindle将棋関連本 夏のセール中

Kindle将棋関連本セールが実施されています。7月17日23時59分まで開催中です。単行本形式の価格に対し、60%OFFの棋書が多数あり、中にはそれ以上のものもあります。本記事では、割引となっている三間飛車関連Kindle本を、以下の順で紹介していきます。

猫だまし戦法講座 第4章・第4節 対2手目△3四歩・VS陽動居飛車型 その3

第67期王将戦七番勝負第5局・▲久保利明王将 対 △豊島将之八段戦で、後手の早めの△3五歩をとがめにいった相振り飛車戦が現れました。この将棋は初手▲7八飛ではなく、3手目▲6八飛からの角道オープン四間飛車の出だしではありますが、△3五歩をとがめにい…

石田流党必見「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」発売予定

来月(2018年8月)、「振り飛車最前線 石田流VS△1四歩型」が発売されることがわかりました。著者は村田顕弘六段。過去に「アマの知らない マル秘定跡」や「先手中飛車 最強の証明 ―主要5戦型徹底分析―」、「現代横歩取りのすべて」などの著書があり、数多…

【お知らせ】当ブログをHTTPS化しました & はてなスターを非表示にしました

2点お知らせです。当ブログ「三間飛車のひとくちメモ 新館」をHTTPS暗号化しました。見た目は変わりませんが、内部的にはセキュアな(保護された)通信が行われるようになり、より安全なブログに生まれ変わりました。

三間飛車戦法とは

「三間飛車戦法」とは、飛車を居飛車の位置から左辺に振って戦う振り飛車戦法のうちのひとつです。先手なら7筋、後手なら3筋に飛車を振ります。数字が小さいほうがわかりやすいからでしょうか、「七間飛車」とは呼ばれず、後手番のときの筋をとって「三間…

将棋世界2018年8月号の特集は「角交換相振り飛車」

将棋世界2018年7月号の巻末に載っている次号予告によると、8月号の戦術特集は「角交換相振り飛車」。タイトルの下に載っているキャッチコピーには、「相振りも角交換の時代。振り飛車党はいち早くチェック」と書かれています。

竜王戦 佐藤康光九段、2手目△3二飛からの相穴熊で糸谷哲郎八段に快勝

第31期竜王戦1組出場者決定戦、▲糸谷哲郎八段 対 △佐藤康光九段戦。本局に勝った方が竜王戦1組5位として決勝トーナメントに進出できる、非常に重要な一局です。この一局で後手・佐藤九段が採用したのは、大胆にも2手目△3二飛戦法(後手番猫だまし戦法)…

猫だまし戦法講座 第4章・第4節 対2手目△3四歩・VS陽動居飛車型 その2

前回の第2図から△6二銀としてむかえた本節第1図。この△6二銀のところ、△4二玉や角交換が入っても、先手の狙いは同様です。△3五歩をとがめにいきます。それは、具体的には3五の歩のタダ取りを狙うことです。

【2018年6月版】奇襲戦法&特殊な三間飛車&三間飛車破りの棋書、定跡書まとめ

鬼殺しをはじめとする奇襲三間飛車、2手目△3二飛戦法などの特殊な三間飛車、そして三間飛車破り(石田流破り、奇襲戦法破りも含みます)の棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、奇襲三間飛車/特殊な三間飛車/三間飛車破りごと…

東西人間将棋 都成竜馬五段、後手番石田流で渡辺明棋王に勝利

2018年5月27日に行われた、「天下分け目の関ヶ原」東西人間将棋、▲渡辺明棋王 対 △都成竜馬五段戦。人間将棋は、盤を模した壮大なフィールドの上で人が駒になり、指し手のたびに対象の駒(人)が移動しながら対局を進める、スケールの大きな将棋です。

NHK杯 杉本和陽四段、石田流で斎藤慎太郎七段に惜敗

第68回NHK杯1回戦、▲杉本和陽四段 対 △斎藤慎太郎七段戦。先手番となった杉本四段は、予想通りノーマル三間飛車を採用。そして後手・斎藤七段の居飛車穴熊に対し、▲5六銀の揺さぶりをかけました(第1図)。

猫だまし戦法講座 第4章・第4節 対2手目△3四歩・VS陽動居飛車型 その1

第4節では、陽動居飛車型を説明します。先手の5手目▲2八銀を見て、後手△8四歩(第1図)。後手としては相当△8四歩は指しにくいはずです。なぜなら一手前の△3五歩で「相振りにしよう」と決意しているわけですから。

プロ棋界で三間飛車が流行中

2ヶ月前に、三間飛車流行の兆候を取り上げた記事を書きました。疑心暗鬼でしたが、実際に流行しているようです。三間飛車流行を表しているコンテンツを3つ紹介します。

王座戦 菅井竜也王位、4手目△3二飛戦法で行方尚史八段に快勝

第66期王座戦挑戦者決定トーナメント、▲行方尚史八段 対 △菅井竜也王位戦。菅井王位にとって2018年度第1局目となる本局で、菅井王位はまさかの4手目△3二飛戦法を採用しました(第1図)。第1図を見てわかる通り、4手目△3二飛には▲2二角成△同飛▲6五角…

マイナビ女子オープン 西山朋佳奨励会三段、ノーマル三間飛車で快勝

1勝1敗でむかえた第3局。先手・西山朋佳奨励会三段は、意表の猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)を採用しました。西山奨励会三段が女流棋戦で初手▲7八飛を指すのは本局がはじめてです。初手▲7八飛自体は最近プロ棋界の振り飛車党の間で流行している初手で…

WCSC28 振り飛車党・HoneyWaffle、三間飛車を多用し8位に【決勝編】

本記事では、決勝リーグにおけるHoneyWaffleの対局を振り返ります。二次予選では、対戦相手の角頭歩戦法や居飛車誘導作戦などの変化球がありましたが、決勝リーグでは結果的にすべて真っ向勝負といえる序盤戦でした。

WCSC28 振り飛車党・HoneyWaffle、三間飛車を多用し8位に【二次予選編】

第28回世界コンピュータ将棋選手権にて、初出場のHefeweizenが並み居る強豪を押し退け優勝しました。Hefeweizenをはじめ、ほとんど全てのコンピュータ将棋ソフトが居飛車党でした。一方で、振り飛車にこだわり続けたソフトがあります。それがHoneyWaffleです…

【2018年5月版】石田流三間飛車の棋書、定跡書まとめ

初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩とする石田流に関連する棋書、定跡書をまとめました。石田流の棋書は、先手中飛車(初手▲5六歩)やゴキゲン中飛車、角交換振り飛車とあわせて解説されている棋書も多いですが、これらについては石田流の割合が約半分以上を占…

【2018年4月版】ノーマル三間飛車の棋書、定跡書まとめ

序盤早々に▲6六歩(後手番ならば△4四歩)と角道を止める三間飛車、いわゆるノーマル三間飛車に関連する棋書、定跡書をまとめました。2000年以降発売の棋書を対象として、新しいものから順に載せています。合本版や文庫版、更新版がある棋書については、最…

奇襲戦法の基礎知識 新鬼殺し戦法とは

新鬼殺し戦法とは、鬼殺し戦法のような奇襲を仕掛ける突撃力を持ちながらも、仕掛けずに駒組みを進める展開に持ち込むこともできる、「進化した鬼殺し戦法」とも言える戦法です。奇襲を仕掛けるというよりも、誘いの隙を見せて相手をハメる要素の方が大きい…

猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 本編 その2

5手目▲2八銀(第1図)ですが、これは言わずと知れた金無双への第一歩。玉頭攻め対策はこの1手で万全で、憂いなしとなります。第1図以下△3二飛に対しては、▲7六歩とさっさと突いてしまいましょう。

猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 本編 その1

本編では、まず初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉△3五歩に対する5手目について考えていきます。先手は▲7六歩と突くことができない(角交換から△4五角と打たれる)ため、2七か6七の地点をケアする意味で、①▲3八玉、②▲2八銀、③▲5八金の3つが有力手とし…

プロ棋界でノーマル三間飛車が振り飛車の主力戦法に?

将棋世界2017年12月号の久保利明王将と菅井竜也王位の対談にて、久保王将をして「対居飛車穴熊の急所をつかむ感覚が先をいっている」と言わしめた井出隼平四段。その井出隼平四段によると、プロ棋界でノーマル三間飛車(早々に角道をとめる三間飛車)が振り…

VS居飛車穴熊の基礎知識 トマホークとは

トマホーク戦法とは、5筋の歩を突いてない居飛車穴熊を相手に、ノーマル三間飛車▲6七銀型から左銀と端桂の進出を軸に強襲を仕掛ける、超攻撃的戦法です。アマチュア棋界でタップダイスさんがトマホークを解説した電子書籍(「トマホーク解体新書」など)を…

【3月26日更新:セール終了】Kindle将棋関連本 春の大規模セール中

Kindle将棋関連本セールが3月16日からスタートしました。新年度直前の、うれしい春のセールです。単行本形式の価格に対し、60%OFFの棋書が多数あり、中にはそれ以上のものもあります。本記事では、割引となっている三間飛車関連Kindle本(後半の一部は振り飛…

石田流の基礎知識 久保流急戦(久保新手▲7五飛)とは

久保流急戦とは、2009年に行われた第34期棋王戦五番勝負第2局、▲久保利明八段 対 佐藤康光棋王(段位は当時)戦で、久保八段が披露した新手▲7五飛(第1図)、およびその後の一連の構想です。この新手で、久保八段は第36回升田幸三賞を受賞しました。

将棋世界2018年4月号にトマホーク戦法講座

もうすぐ発売される将棋世界2018年4月号に、トマホーク戦法の講座が載ることがわかりました。連載講座「最新型はサトシにお任せ」(講師は高野智史四段) の第3回「ノーマル三間飛車の逆襲―衝撃のトマホーク戦法」です。