猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)&角交換三間飛車&奇襲戦法のひとくちメモ

初手▲7八飛や2手目△3二飛、うっかり三間飛車などで相手の意表を突くべし!

プロ棋界で三間飛車が流行中

2ヶ月前に、三間飛車流行の兆候を取り上げた記事を書きました。疑心暗鬼でしたが、実際に流行しているようです。三間飛車流行を表しているコンテンツを3つ紹介します。

王座戦 菅井竜也王位、4手目△3二飛戦法で行方尚史八段に快勝

第66期王座戦挑戦者決定トーナメント、▲行方尚史八段 対 △菅井竜也王位戦。菅井王位にとって2018年度第1局目となる本局で、菅井王位はまさかの4手目△3二飛戦法を採用しました(第1図)。第1図を見てわかる通り、4手目△3二飛には▲2二角成△同飛▲6五角…

WCSC28 振り飛車党・HoneyWaffle、三間飛車を多用し8位に【決勝編】

本記事では、決勝リーグにおけるHoneyWaffleの対局を振り返ります。二次予選では、対戦相手の角頭歩戦法や居飛車誘導作戦などの変化球がありましたが、決勝リーグでは結果的にすべて真っ向勝負といえる序盤戦でした。

WCSC28 振り飛車党・HoneyWaffle、三間飛車を多用し8位に【二次予選編】

第28回世界コンピュータ将棋選手権にて、初出場のHefeweizenが並み居る強豪を押し退け優勝しました。Hefeweizenをはじめ、ほとんど全てのコンピュータ将棋ソフトが居飛車党でした。一方で、振り飛車にこだわり続けたソフトがあります。それがHoneyWaffleです…

奇襲戦法の基礎知識 新鬼殺しとは

新鬼殺し戦法とは、鬼殺し戦法のような奇襲を仕掛ける突撃力を持ちながらも、仕掛けずに駒組みを進める展開に持ち込むこともできる、「進化した鬼殺し戦法」とも言える戦法です。奇襲を仕掛けるというよりも、誘いの隙を見せて相手をハメる要素の方が大きい…

猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 本編 その2

5手目▲2八銀(第1図)ですが、これは言わずと知れた金無双への第一歩。玉頭攻め対策はこの1手で万全で、憂いなしとなります。第1図以下△3二飛に対しては、▲7六歩とさっさと突いてしまいましょう。

猫だまし戦法講座 第4章・第3節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 本編 その1

本編では、まず初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉△3五歩に対する5手目について考えていきます。先手は▲7六歩と突くことができない(角交換から△4五角と打たれる)ため、2七か6七の地点をケアする意味で、①▲3八玉、②▲2八銀、③▲5八金の3つが有力手とし…

角交換三間飛車の基礎知識 うっかり三間飛車とは

うっかり三間飛車とは、菅井竜也七段(当時)が2017年に披露した新手・新構想です。第58期王位戦七番勝負、羽生善治王位 対 菅井七段戦で3局も現れたことで、一躍注目戦法となりました(第1局、第3局が後手番、第2局が先手番うっかり三間飛車)。

猫だまし戦法講座 第4章・第2節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 序盤の注意点 その2

参考4図以下、先手は△8四飛から△8七飛成の狙いを前もって受けねばなりません。防ぎ方は、前回述べたように①▲8六歩か②▲7七角しかありませんが、どちらも芳しくないと思います。

猫だまし戦法講座 第4章・第2節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 序盤の注意点 その1

第1図は、後手が相三間飛車を目指して△3五歩と突いてきたところです。猫だまし戦法に対して、相手が振り飛車党の方の場合、相三間飛車にしてくることが多いように思います。また、第1章・第2節の実践例のように、初手▲7八飛の挑発に怒った居飛車党がこ…

猫だまし戦法講座 第4章・第1節 対2手目△3四歩・相振り飛車型 概要説明

第4章では、第3章第1節の概要説明でも述べたように、初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉に対し△3五歩または△3三角として、相振り飛車となる展開について説明します。具体的には、「相三間飛車型」(第1図)、「VS陽動居飛車型」(第2図)、△3三角からの…

奇襲戦法の基礎知識 鬼殺し戦法とは

鬼殺し戦法とは、将棋の奇襲戦法のひとつです。意外性のある派手な手順と決まったときの破壊力は「奇襲」の名にふさわしく、戦法のネーミングの良さと相まって、最も有名な奇襲戦法なのではないでしょうか。

猫だまし戦法講座 第3章・第4節 対2手目△3四歩・VS居飛車型 △8五歩保留型

△8五飛車先保留型とは、第3章第1節その2で述べたように、初手から▲7八飛△3四歩▲4八玉△8四歩▲3八玉のところで△8五歩と突いてこない形のことです。この場合、振り飛車側の指し手の自由度が格段に上がります。例えば△8五歩の代わりに△6二銀(第1図…

猫だまし戦法講座 第3章・第3節 対2手目△3四歩・VS居飛車型 ▲8八飛の変化 その2

前回の第2図から③△3三角(今回第1図)としてきた場合について説明します。これに対し▲6六角と合わせるのは、△同角▲同歩から△8八角と打たれると案外難しい気がします。▲7七角の合わせでも同様です。そこで、▲6六歩と突いて受けられるのが▲6八飛型の利…

猫だまし戦法講座 第3章・第3節 対2手目△3四歩・VS居飛車型 ▲8八飛の変化 その1

本節では、前々節第3図から▲8八飛(本節第1図)とした場合について説明します。この飛車ぶつけのほうが、前節で説明した▲7七角よりも勝ると私は考えています。これに対し、△8八同飛成とした場合については本節の最後に述べます。本譜は、後手が△8七歩…

【2017年12月版】将棋ウォーズの三間飛車党トップ3まとめ

スマートフォン、タブレット、PCブラウザなどから、1日3局まで無料で手軽に対局を楽しめる将棋アプリ、将棋ウォーズ。各個人で一番の得意囲いと得意戦法は、マイページから確認することができます。また、将棋ウォーズ全体での囲い別、戦法別の獲得段位ラ…

猫だまし戦法講座 第3章・第2節 対2手目△3四歩・VS居飛車型 ▲7七角の変化

本節では、前節第3図から▲7七角(本節第1図)とした場合について解説します。▲7七角に対し、後手は2二の銀を守る△8二飛の一手。続いて▲8四歩と垂らして歩成を狙います。△3三桂のところは△3三銀もありますが、▲3三角成から▲8三銀と攻めてくる筋が…

永世七冠達成記念 羽生善治永世竜王の三間飛車

第30期竜王戦第5局、羽生善治棋聖 対 渡辺明竜王戦は、先手・羽生棋聖の勝利。通算成績を4勝1敗とし、竜王位を奪取して永世竜王の資格を獲得、さらには永世七冠を達成しました。戦型は角換わりだったため、本サイトでの紹介は割愛します。代わりに、永世…

猫だまし戦法講座 第3章・第1節 対2手目△3四歩・VS居飛車型 概要説明 その2

4手目△8四歩(第1図)に対し、先手は悠然と▲3八玉!とすればOKです。続いて後手は普通△8五歩と突いてきますが、8四のまま保留してくることも考えられます。これについてはこの章の第4節で紹介します。▲3八玉に対する△8五歩には、ここでようやく▲7…

猫だまし戦法講座 第3章・第1節 対2手目△3四歩・VS居飛車型 概要説明 その1

第3章と第4章では、2手目△3四歩(第1図)の展開について解説します。2手目△3四歩に対する3手目は、▲4八玉(第2図)の一手。▲7六歩では、△8八角成から△4五角がすこぶる厳しいためです。またそれ以外の手だと、△8四歩からの飛車先攻めに対して、…

猫だまし戦法講座 第2章・第3節 4手目△3四歩の変化

この第3節では、初手から▲7八飛△8四歩▲7六歩に対して 4手目△3四歩(第1図)の変化について解説します。とはいえ第1図を見ておわかりのように、初手から▲7六歩△8四歩▲7八飛△3四歩から始まるごく普通の三間飛車のスタート局面と同じです。ここから…

猫だまし戦法講座 第2章・第2節 4手目△8五歩の変化 その4

前回までの解説により、新鬼殺し戦法に対して後手が真っ先に攻めかかってきた場合、 うまい切り返しで先手が十分戦えることがわかりました。したがって、相手は新鬼殺しの角交換の誘いに乗らず、持久戦模様に進めてくるかもしれません。その場合の先手の構想…

【まとめ】三間飛車の基礎知識

このページは、三間飛車の基礎知識へのリンクを一覧表示した、まとめページです。このまとめページへは、PCブラウザなどの大画面ではサイドバー、スマートフォンなどの小画面では画面下の方にあるリンクから、いつでもアクセスすることができます。

猫だまし戦法講座 第2章・第2節 4手目△8五歩の変化 その3

続いては、前々回の第1図から△7七角成▲同桂△5四角(第1図)と進んだ変化について解説します。前回と違って▲6五桂と跳ねることができません(角が利いている)が、先手には別の攻め筋が生じます。1図以下の指し手▲5五角△2二銀▲8五桂!(第2図)意表…

【目次】猫だまし(初手▲7八飛)戦法講座

このページは、猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)講座の全記事へのリンクを一覧表示した、目次ページです。 この目次へは、PCブラウザなどの大画面ではサイドバー、スマートフォンなどの小画面では画面下の方にあるリンクから、いつでもアクセスすることがで…

猫だまし戦法講座 第2章・第2節 4手目△8五歩の変化 その2

前回の第1図から△7七角成▲同桂△4五角と進んだ変化について解説します。角成りが受からず先手が悪いように見えますが、新鬼殺し戦法のおそるべきカウンターがここでも炸裂します。第1図以下の指し手▲6五桂△6七角成▲7四歩△同歩▲5五角(第2図)強気に▲…

猫だまし戦法講座 第2章・第2節 4手目△8五歩の変化 その1

この記事は、2005年に書いた記事に加筆修正を加えたものです。 前回 www.thirdfilerook.jp 対 4手目△8五歩 第2章の第2節では、初手から▲7八飛△8四歩▲7六歩に対して4手目①△8五歩の変化について解説します。 これに対してはさすがに▲7七角とするしか…

第67期王将戦 菅井王位、タイトル獲得後の初戦で2手目△3二飛戦法

若手屈指の好カード 第67期王将戦2次予選、斎藤慎太郎七段 対 菅井竜也王位戦。 菅井王位が、タイトル獲得後の初戦で、後手番猫だまし戦法(2手目△3二飛戦法)を採用しました(第1図)。 【第1図は2手目△3二飛まで】 後手の持駒:なし 9 8 7 6 5 …

朝日杯将棋オープン戦 藤井聡太四段 対 猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)

竹内四段、猫だまし戦法(初手▲7八飛戦法)を採用 第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選、竹雄悟四段 対 藤井聡太四段戦。 本局の棋譜と解説は、朝日杯将棋オープン中継サイトで観ることができます(2017年8月時点)。 www.asahi.com 公式戦3度目となる両者…

猫だまし戦法講座 第2章・第1節 対2手目△8四歩 概要説明

この記事は、2005年に書いた記事に加筆修正を加えたものです。 前回 www.thirdfilerook.jp 対2手目△8四歩 第2章では、初手▲7八飛に対し、2手目△8四歩(第1図)としてきた展開について説明します。 【第1図は2手目△8四歩まで】 後手の持駒:なし 9 …